トイレの詰まりは、突然起きると焦ってしまいますよ。特にスッポン（プランジャー）が手元にないと、「どうしよう！」と困ってしまうこともあります。しかし、実はスッポンがなくても身近な道具や方法で詰まりを解消できる場合があります。本記事では、そんな便利な代用品をたくさんご紹介します。これを知っておけば、急なトラブルにも安心して対応できます。
お湯と洗剤を使う方法
温かいお湯（約40～50度）と台所用洗剤や液体石鹸を使用する方法です。
- 手順
- トイレの水を適度に減らします（詰まりがひどい場合、少しだけバケツなどで汲み取る）。
- 洗剤を数プッシュ入れ、約5～10分ほど置きます。
- 温かいお湯を便器にゆっくり注ぎます（熱湯は便器を傷めるので注意！）。
- しばらく待つと、詰まりが自然に解消する場合があります。
ペットボトルを使う方法
ペットボトルをスッポン代わりにして水圧を作り出す方法です。
- 手順
- ペットボトル（1～2リットル程度）の底を切り取ります。
- フタを閉めた状態で、切り取った部分をトイレの排水口に向けて押し込む。
- ペットボトルを押したり引いたりして水圧をかけます。
ラップを使う方法
トイレのフチを密封することで空気圧を利用する技です。
- 手順
- ラップを便器のフチ全体に貼り付け、完全に密閉します。
- 何度か水を流すとラップが膨らむので、両手で押し込むようにして空気圧をかけます。
- 詰まりが解消することがあります。
ビニール袋＋雑巾を使う方法
手作りスッポンを作る方法です。
- 手順
- 雑巾をビニール袋に詰め、袋の口をしっかりと閉じます。
- これを排水口に押し当て、スッポンのように上下させます。
針金ハンガーを使う方法
細長い異物が原因の詰まりの場合、針金ハンガーを使うと効果的です。
- 手順
- 針金ハンガーをまっすぐに伸ばし、先端を少し曲げてフック状にします。
- 詰まりの原因を引っ掛けて取り除きます。
重曹と酢を使う方法
化学反応の力で詰まりを解消する方法です。
- 手順
- 重曹をカップ1杯分排水口に振り入れます。
- 酢を同じく1杯分注ぎます（泡が出ます）。
- 約30分置いてから温かいお湯を注ぎます。
布やモップを使う方法
モップや布で水圧を利用して詰まりを取る方法です。
- 手順
- モップの先端を排水口に押し込みます（布の場合は丸めて使う）。
- 上下に動かして詰まりを取り除きます。
詰まりを防ぐための予防策
- 流せるもの以外を絶対にトイレに流さない（ティッシュペーパーや異物はNG）。
- 定期的にお湯と酢を流して汚れを防ぐ。
- 子どもやペットが誤っておもちゃや異物を流さないよう注意する。
まとめ
スッポンがなくても、これらの方法を試すことでトイレの詰まりを解消できる場合があります。ただし、どの方法でも効果がない場合は、配管を傷める前に専門業者に依頼することをおすすめします。
もし急なトラブルに備えたい場合は、これらの方法を覚えておくと便利です。
